2005年12月11日

今年のリクエスト

最近はパソコンに触ることもなくなったP子なので、今年はおおっぴらに書けるわ。

今年のクリスマスプレゼント、出そろいました。
「サプライズ」
……物欲のない娘は、そういうことをいいやがったので、
「じゃあプレゼントなしのサプライズなんてこともあるかもね」
と感じ悪いことをいってみたら、
「かっこ、プレゼントあり、かっことじ、と」
付け足していました。それもなんだか感じわるぅいわ。9才、うすうす気づいているだろうに。
 
しかし彼女の在園時、そのときの会長さんまあみちゃん(仮名・当時26才)がとんでもないことを言ってくれたおかげで、P子は「信じない」とはカミングアウトできずにいます。
「サンタは本当はお父さんとお母さんなんだと言った友達がいるけど、それは本当なの?」
と子どもに聞かれたまあみちゃんは、
「しっ。しーっ。誰かに聞かれていない? サンタには? (きょろきょろ)。あのね、サンタさんはそういうことをちゃんと聞いているの。そして、そんな風に思った子どもの所には来なくなっちゃうの。大変なことだよ」
まあみちゃんは元・アイドルタレントである。臨場感ありありプロの味。
「あああ、それは大変かも」
子どもにしてみれば一大事さ。
「その子のうちだけサンタさんが来ない、じゃあうちの子はいい子じゃなかったんだとわかってしまったお父さんお母さんは、その子を可哀想に思って、きっと代わりにプレゼントを置いたんだと思うよ」
すごい説得力。しかも整合性がある。
「だから、そんなことを聞かれたらまずいんじゃないかなあ……」
それはまずい、子ども心に絶対にまずい。……かくして、サンタはいないといった瞬間、消えてしまうものであり、両親が配るようになったらもうそれは絶望的にいい子ではない証拠なのであり、そんな複雑な刷り込みを経て、P子は何を考えているのか、「サンタはいるよ」と言い張っています。
いつ、言うのかなあ。
「本当はおかあさんだったんでしょ?」
って。

ちなみに、私の育った家では、思いっきり達筆な、しかもいつもいつもものすごーく気の早いサンタが枕元にプレゼントを置いてくれていました。私もサンタの喜びそうなプレゼントをリクエストするのが暗黙の了解でした。例えば高校時代の3年間、私が愛用していたマフラーは、気の早いサンタの編んだものだったりするのですが、「できあがったらすぐにあげたい。できるだけ早く使ってもらった方がお得だし」とオバチャンみたいなメッセージが、西友所沢店の広告の裏に書かれていたりして、もう「ありあり」でした。ワインレッドのマフラーはぼろぼろになって、今は「お宝箱」に眠っています。
「サンタがきたのよーっ」
と喜ぶと、母・ヨシコが「へえ、よかったね」なんて素知らぬ顔をしているのが、私にはとっても愉快でした。

福助は「ミニカーが欲しいなあ」と言っていましたが、「ムシキングカード、オレはもらってくれたい」と言い出したのです。
日本語は相変わらず変です、すみません。
「誰ともあそべないんだ、可哀想な福ちゃん。サンタはなんでもしれる(できる)の?  オレはムシキングカードが欲しいと思います。いぃぃぃぃぃぃぃぃぃっぱい」と切望するようになりました。
うう、人とコミュニケーションするのがタダでさえ苦手な福助が、そのためのツールを 欲しがっているのだから、母ちゃん大枚はたいてでも……という気になりましたよ、一瞬。でも、何分も何分もスーパーバリューで子どもに囲まれて並んで、何千円分も私がじゃんけんゲームやるのは勘弁。
虫、きらいなんだもん。かなりグロイんだもん。もちろん、それは福助も同じ感覚なはずです。せめて例えばJリーガーカードとか、車カードとかがブームだったなら、数値まで全部覚えてアドバンテージだっただろうに、よりによって大嫌いな虫がきちゃったとは可哀想になあ。
「れはゲームのためにあるカードなんじゃない? サンタさんのもっているカードだけでもいいの?」
「うん。ゲームはしないでもいいの」
昨日、生まれて初めてワザカードを2枚ゲットしたものの、あの虫の裏側のワチャワチャした感じに、私も福助もかなりひいちゃっていたのでありました。
「でもレアカードとかはさあ、サンタさんにとっても大事だから、手放さないと思うんだよなあ」
と言ってみたところ、
「レアカードって何? オレは100枚とか、ほしいだけ」
と。もう、ちっともムシキング本体には興味ないことが、見え見え。持っている子は100枚持っているわけです。そして{つよさ200}のレアカードを見せびらかしている。
ううう、正直、一万円もゲームに費やすなよなあ。まあいいや、その子はあのゲームが大好きなんだからね。でも、うちの福助は……。それでも、そんなものを欲しがらなければならないなんて、男のつきあいって、こんな小さな時から本当に大変なのだなあ。

というわけで、魂の姉妹・うみのちゃんから教えてもらって、パパさんサンタ、ここしばらくネットオークションで検索三昧になりそうです。
いいのをゲットできますように。ああ、別にゲットだぜとかいわないのか、ポケモンじゃないからな。

で、P子のサプライズは何がいいんだろうか。9才は何に驚くのだろう。サンタさんだって忙しいのに、いったいなんてことをお願いしているのか、娘は!!  「妹」なんてどうだ、こんちくしょう。

2005年12月11日 21:04
コメント

そっそおっそそ。そりはもとおも、亜プライズ、いや、サプライズ!!
ああ、なにいうてんのか、わかりまへんわぁ。

妹・・・「萌え」対象No.1、ではありませぬか。
ああ、まなにかんがえてんだか、わかりあへんわぁ。

Posted by: トロ〜ロ : 2005年12月11日 22:26

やっぱり正攻法で集めちゃいられませんよね〜。でもそろえてやったからってカードでちゃんと遊べるかというと……、とりあえずうちの小3坊主はダメです。やる子はやるんでしょうけど。

そりゃそうと、ムシキングの女性向け、もとい、女の子向けのアレ……、ほんとに女子小学生はアレがいいいんですか?

Posted by: あいすけーき : 2005年12月13日 23:47

多分娘にとって妹は萌え対象ではなく、絶対的に迷惑な存在です。

そして娘に撮ってだけ限定して言えば「あれはおつきあいツールだよ、あんまり興味はないな」だそうです。

Posted by: ゆう子 : 2005年12月15日 10:26
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