2005年12月05日

PTA役員選出の季節

PTAって、悪いイメージだった。
8時だヨ! 全員集合!! に文句付けたり、文句付けたり、文句付けたり。
だから私たち世代はPTAを率先してやりたがる人なんていないと思う。

でも、PTAってないと困るって言うのも、子どもが学校に入るとよくわかる。
補助金がいただけないから、施設が充実しない。
請願が通らないから、地域に危険箇所があっても放置される。
地域がまとまらなくなるから、犯罪発生率も高くなる。
特に小学生が事件に巻き込まれるニュースなどをきくと、自分の子は自分だけでは決して守れないのだとつくづく思う。だからPTA役員って、間接的に子ども達を守るスーパーヒーローの一種であると言っていい。
PTAレッドが会長なら、PTAブルーは副会長、PTAグリーンが会計で、PTAイエローが書記、PTAピンクは会計監査。(ああ、料理レンジャー合羽隊の影響がこんな所にも……)。みんな子どものころ 、ヒーローにはあこがれたはずなのに、このPTA戦隊「オバチャンジャー」にはなり手がない。

むしろ、六年間のうち、一度ぐらいはやっておかなくちゃならないドブサライ当番みたいな発想になっていくのが、切ない。本当は、ヒーローなのになあ。
それでも「私、やります」と義務感でも、言ってくれる人はまだいい。
仕事が忙しいからと逃げてしまう人のなんと多いことか。
生きるために働かなければならない仕事と、余暇に海外旅行に行くための仕事は、仕事の本質が違う気もするのだが、どちらも言い訳としては同じ所に並ぶ。余暇に海外に行くのは見識を広めるすばらしいことだが、そのエネルギーをほんの一年だけ、子ども達のヒーローになるために使う、と言う手もある気がする。

ただ、学校には無駄な仕事も多いから、やってられないよ〜と思うヒーローも多いのかもしれないなあ。幼稚園のPTAが案外楽しいばっかりなのは、無駄な仕事が至極少ないからかも知れない。
うちの小学校、伝統校だからやり方がかっちり決まっていて、そんな変身のやり方だってシリーズが新しくなれば変わるのに、どうも踏襲させたがる勢力が黙っていないらしい。ヒーローが楽しく仕事のできる環境っていうのは、誰が作るべきなんだろう。プロデューサー? 監督? それは誰?

いよいよ今月、学校で役員決めなんだ。
今日、小学校のママ友とランチして、やはりその話題になって、考え込んでしまった。
戦々恐々。
でも役員決めのためでも何でも、せっかく集まるんだから、楽しい時間にしなきゃ損だと思うんだよなあ。私に何ができるわけでもないけれど、何か方法はないものか。前のめりな毎日、寸暇を惜しんで走り回っている私に、じーっと立候補を待ちますというのは拷問に等しい時間なので、何とか有意義に過ごせる方法をみつけたいと思う。

でもさー、多分全国どこの学校でも、この役員決めのにらみ合いって慣例みたいだからさあ、そろそろ解決策が出てきてもいい頃だよなあ。どこかに妙案はありませんかね?

2005年12月05日 21:14
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